HSPサラリーマン【繊細さん】

HSP

こんにちは、そうまです。

今回は、『HSPサラリーマン|著者 春明 力』の本を読んでの学びをお伝えします。

ちなみに、皆さんは”HSP”とはご存知でしょうか。

HSPとは、視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすいという特性を生まれつき持っている人のことをいいます。

  • いろいろなことが気になって落ち着かない
  • ちょっとしたことで落ち込みやすい
  • 人に疲れやすい

といった特徴があります。

そんなHSPの気質を持ったサラリーマンが、仕事(営業)で成果を上げていくというお話です。

僕はこの本を読んで”感動”しました。

僕にはHSP気質があり、主人公の気持ちに共感できるところがあったからだと思います。

久しぶりに本を読んで涙が出ました。

めちゃくちゃ名言も多く、心に刺さりました。

是非本を買って読んでもらいたいのですが、少しだけ説明させてください。

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主人公はウェブサイト制作会社の営業部で働いている30歳(鈴木達也)。

今の会社に8年勤めるも、営業成績はずっと下位で、人と関わるのも傷つくのも嫌になっている状態。

そして、10数年ぶりに高校の同級生の青希と再会することになる。

達也と青希は高校時代に2人で一緒にブレイクダンスをしていた親友でもあった。

高校時代 〜 大会前日、青希が交通事故に遭い右足を失う。

その後、青希は引っ越しをして達也とは絶縁状態となる。

達也は、病室で青希にかけた言葉『大丈夫だよ、、、(と伝えた)』をずっと後悔していた。

それから10数年ぶりに春希と再会 〜 春希から思いがけない言葉をかけられる。

「達也に言われた『大丈夫だよ』の言葉に救われたよ」

達也はまさかと思った。青希を傷つけていたと思っていた。それが救われただなんて・・・

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こんな感じの冒頭でした。

主人公(鈴木達也)と青希、そして仕事の先輩の3人が出てきます。

HSPの達也が青希と関わり、考え方や行動が変わっていき、どんどん成長していくお話です。

めちゃくちゃ面白いです。

是非買って読んでみてください。

こんな人にオススメ

  • HSPの気質をもっている会社員
  • 人に疲れやすく仕事が楽しくない
  • 傷つくのが嫌で、人と話すのも怖い

自分の行動の本質が知れて、すごく学びになると思います。

(※ネタバレ注意)気になる方は是非本を買って読んでみてください!

それでは、早速始めていきます〜。

自分が本気だと分かってしまうのが怖かった

青希の仕事が上手くいっていなかった時の話です。

いつも、頑張りが足りないって思ってた。
ずっと自分を責めて、もっと頑張らなきゃって思ってた。
でも、ちっとも楽しくなかったんだ。

by青希

『がんばり過ぎなんじゃない?』

青希は妻にそれを言われて、👨「がんばったって思いたくないってことだったんだ」と気づきました。

がんばったって思いたくない?

そう。自分が本気だってわかってしまうのが怖かったんだ。
”がんばっているのにできてない自分”にがっかりしてしまうから。
だから、本気じゃない、がんばってないって言い聞かせていたんだ。

by青希

「まだ、がんばってない。」そう自分に言い聞かせていれば、プライドを損なわずに済む。

青希は続けて、

『でも、その先にあるのは、”結果が出ないがんばる”だけなんだよ。
そもそも、がんばるって我慢するってことじゃないはずなのに。
がんばるって楽しいことのはずなのに、それを忘れていたんだ。
だから、楽しめるがんばるをやろうって思ったんだ。』

一度、ちゃんとがんばっていたことを認めよう

そして、”働き方を変えていこう。結果が出る楽しめるがんばる(行動)をしよう。”

そう青希は思ったそうです。

がんばってもがんばっても、結果が出ない。
でも、それは、自分の能力がないってことじゃないって。才能がないってことじゃないって。
ダメな行動をしていただけなんだって。

仕事が好きになれない行動。結果が出ない行動を。成長できない行動を。
そのせいで、自分はダメな人間、そう思い込んでしまっていただけだって。

by青希

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この話はメチャクチャ刺さりました。

僕も本気じゃないと思いたかったんだと思います。

本気でやっていて”できない自分”にがっかりしたくなかったんだと思います。

でも、このまま結果が出ないがんばるを続けてもダメなんだとも気付きました。

能力や才能がない自分が悪いってことじゃなくて、ダメな行動をしていたことがダメだったんだと気付きました。

すごく勉強になりました。

目的次第で、見えるものが変わる

傷つかないように生きようとすると、傷つけるものを探してしまう

楽しむために生きようとすると、楽しいものを探すってことに。

by青希

これは青希が、息子の描いた絵をきっかけに見方が大事ということに気付いたという話です。

青いクレヨンで困った顔が
赤いクレヨンで笑顔が描かれていた。

だから、
赤いサングラスをつけると赤で描かれた笑顔が見えず、困った顔しか見えない。
反対に、
青いサングラスをつけると青で描かれた困った顔が見えず、笑顔だけが見える仕組みだった。

人と関わると傷つく。だから、人と関わらないようにしよう。
行動を起こすと傷つく。だから、行動を起こさないようにしよう。
いつの間にか、そうなってしまっていた気がする。

by達也

…だから、つまらなかったのかもしれない。

楽しくなかったのかもしれない。

良くなることって、まず見方を変えることから始まる。

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この話もすごく刺さりました。

どういう見方をするかで、入ってくる情報も全然変わってくるんだと思います。

嫌われないように生きるネガティブな世界を見ていくか、
楽しむために生きていくポジティブな世界を見ていくか、

それは自分の見方次第で、目的次第で変えていくことはできるんだと気付きました。

僕は、喜ぶ人をたくさんいる笑顔に溢れる世界を見ていきたいと思います。

最初から、かっこよくできることなんてない

これは、青希が再びブレイクダンスの大会に出ようと練習をしている場面の話です。
※右足は義足です

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突然、ドンっと低い音がして青希が地面に這いつくばった。

「大丈夫?、、、パパ、もうやめようよ。」

息子のゆうき君だった。

「どうした?お腹すいた?」

「ううん。お腹は空いてないけど…、恥ずかしい。」

周りを見渡すと、何人もの人が足を止め、倒れている青希を見ていた。

「ん?ゆうきは恥ずかしくないだろ?」

「…うん、僕は恥ずかしくないけど、パパが…。」

「大丈夫だよ。パパはここでやめる方がよっぽど恥ずかしいんだ。

最初から、かっこよくできることなんてないんだよ。
かっこよくできるようになるまでやるんだ。
そうしたら、『恥ずかしい』は、『かっこいい』になれるんだよ。

by青希

ゆうき君が、首を横に振っているのが見えた。

「うーん、わかんないか。じゃあ、パパが見せるから。だから、パパのこと見ててほしいんだ。」

そう言った青希は、練習を再開した。

※その後、大会に出て活躍する「かっこいいパパの姿」を見ることになります。

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周りの目を気にしない青希の姿が、めちゃくちゃカッコいいと思いました。

また、「恥ずかしい」は「かっこいい」になれるということを、身をもって証明し、息子ゆうき君に伝えているところもカッコよかったです。

僕は、周りの目ばかり気にして、できるだけ「恥ずかしい」ことはしないように生きてきました。

でも、青希の姿を見ていると、その考えが浅はかで逆に恥ずかしいことなんだと気付きました。

”ここでやめる方がよっぽど恥ずかしい”

そう僕自身にも言えるように、周りに目ばかり気にするんじゃなくて、

本当に大切なことのために、恥ずかしさもカッコいいに変わるまで何度も何度も挑戦していきたいと思いました。

まとめ

  • 頑張っても結果が出ないのは、自分に能力がないってことじゃなく、ダメな行動をしていただけ。
  • 目的次第で、見えるものが変わる。
  • 『恥ずかしい』は、『かっこいい』になれる

僕はこの本を読んで、すごく勇気をもらいました。

特にHSP気質がある方にとっては、共感できたんじゃないかと思います。

最後に、もう一つ好きなセリフがあったのでご紹介します。

達也が(勇気が出ず)先輩に声を掛けれないでいた時に、青希から届いたメッセージです。

どうなりたいか?の先に、どう思われたいか?があるからね。

この言葉はめちゃくちゃ刺さりました。

いつも”どう思われたいか?”ばかりが最初に考えてしまいます。

でも、大事なのは「どうなりたいか?」ですよね。

自分の気持ちに素直になり、本音をぶつけていきましょう。

どう思われたいか?は後です!!

ありがとうございました。

HSP
そうま

1995年富山県生まれ。警察官→営業/人材。コーチング提供中。おやべRED-OX#8🏑フィールドホッケー。

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