こんにちは、そうまです。
今回は、『人生の勝算|著者 前田裕二』の本を読んでの学びをアウトプットしようと思います。
僕がこの本を読んだのは、友人が前田裕二さんの「メモの魔力」(有名作)を薦めてきたことがきっかけでした。
僕は「メモの魔力」については以前に読んだことがあり、面白かったことを思い出しました。
それから、前田祐二さんの本を読んでみたくなったというわけです。
この本は、一言でいうと前田さんの「生き方」の本です。
この一冊で、前田さんの人生の経験を学べます。
頭の良し悪しでなくて、生きていく上で大事なことがたくさん学べます。
こんな人にオススメ
- なかなか仕事の成果が出せない
- ビジネスで大事なことを知りたい
- 人生に迷っている
モチベーションが上がると聞くと、自己啓発が強くて毛嫌いする方もいると思いますが、
この本には、本質的に大事なことがたくさん書かれていると思います。
興味がある方は、是非買って読んでみてください。
では、早速始めていきます〜。
人は絆にお金を払う
まず、前田さんの逆境の人生についてお伝えします。
- 8歳で両親を失う
- お金を稼ぐため小学生から路上でギターの弾き語り
- 猛勉強して早稲田大学→外資系投資銀行→SHOWROOM設立
ざっくりですけど、こんな感じです。
僕は、壮絶だなぁと感じました。

小学生からお金を稼ぐことを考えてるなんて…
そして、前田さんの小学生の頃のお金を稼ぐエピソードが印象に残ったので取り上げます。
まず、前田さんにとっての音楽とは娯楽や自分を表現するものではなく、「お金を稼ぐための手段」でした。
そのため、小学生にしてPDCAサイクルを回し、仮説を立て・実行・振り返り・改善を繰り返していました。

すごっ…すご過ぎる
例えば
- オリジナル曲では誰も立ち止まってくれない✖️→カバー曲に切り替える◯
- ターゲット→若い世代✖️お金を持っている中年層◯
- 場所→葛飾区✖️白金(裕福な人が多い町)に移動◯
「自分だったらどう思うか?」と顧客目線に立ち、とにかく仮説を立て行動、改善を繰り返していったそうです。
そして、最初は月500円くらいだったのが、半年後には多い月で10万円まで稼げたそうです。
その中で「白いパラソルに1万円の付加価値」というエピソードがありましたので、紹介します。
赤いスイートピーを聴いてくれていた40代女性から、「白いパラソル」のリクエストを受けました。
その時に無理して歌うのではなく、1週間後に歌う約束を取り付け、一生懸命練習しました。
1週間後、その女性のために心を込めて歌いました。
すると、この歌が女性にとって特別なものになります。
下手をすると、松田聖子さんご本人が歌う「白いパラソル」よりも、価値を持ち得ます。
1週間というストーリーに感動し、ヒトとヒトの絆に価値が生まれます。
そして、ファンになってもらった後にオリジナル曲を披露しました。
この女性は1万円をギターケースに入れてくれました。
このエピソードの1万円の価値は、「歌が上手だったから」という表面的な部分ではなく「心が揺れ動いたから、通じ合ったかったから」という感情的な部分にあると思います。
自分の聴きたい曲を自分のためだけに歌ってもらう方がお客さんは嬉しいし、応援したくなります。
これが、ヒトとヒトの絆に価値が生まれるということなんだと思います。
- 顧客目線に立ち、自分だったらどう思うかを考える。
- PDCAサイクルを繰り返す
- 人は絆にお金を払う
勉強になりました。
まずは人を好きになる

前田さんの尊敬する先輩の話です。
とにかく人に好かれること。秘書でも、掃除のおばちゃんでも、受付の人でも、好かれなくちゃダメだ。
と言っていたそうです。
その先輩は人に好かれる天才ですが、それ以前に、「人を好きになる天才」だったそうです。
他人と接して、その人のいいところや、感謝できるポイントを自然に見つけて、まず自分から本当に好きになってしまう。
好きになられたら誰だって、悪い気はしません。
人間関係は鏡であり、人は好意を受けたら好意を返そうとする生き物です。
ビジネスの相手はもちろん、その秘書やアシスタント、ショップの店員や、タクシー運転手にもその先輩は最大の好意を持って接します。
するとその先輩を助けたくて助けたくて仕方ない状態になります。
いわば、彼の周りにおいて、愛の連鎖がうまく回っているのです。
誰からも好かれてサポートしてもらえる環境を作るために、当然自分から好きになることが必要。
人を好きになることは、コントローラブル。
自分次第で、どうにでもなります。
例えば、営業で苦手なタイプに電話するときは、相手の名前を「好きだ!好きだ!」と心の中で100回ぐらい唱えてから電話してみましょう。
もうしかしたら、上手くいくかもしれませんね。
僕も実践していきます。

人を好きになろう
見極めて、やり切る
”世の中の課題は、大体モチベーションで解決できると思っている”と前田さんは言います。
モチベーションを生むために、必要なのが「見極め」です。
見極めが甘いと頑張り続けることはできません。
頑張るという言葉を分解すると、「見極めて、やり切る」ということになります。
著書では、例として鉱山で宝を掘り当てるレースの話がありました。
ここで、ほとんとの人が「俺の筋力を見よ」と言わんばかりに山のすそ野からスコップで掘り進める。
掘り始めると、仕事をしている感じがすごくあるし、思考停止してそのまま掘り続けます。
しかし、掘っている途中で、だんだん疲れてきて、「もしかしたら、ここに宝がないかも知れない」という不安が頭にちらつき、途中できっと挫折します。
僕だったら、まずは宝石がこの大きな鉱山のどこに埋まっているのか、どのようにしたら効率的に掘ることができるかを全力で考えて、仮説を立てることにエネルギーを注ぎます。
街の長老にヒアリングしたり、実際に採掘できた地元の人に会ってみたり、あらゆる手段を使って効率的な採掘手段は何か、仮説を立てます。
そして、採掘するポイントを決めます。それ以外は捨てます。
このポイントを探しあてることが「見極め」です。
見極めたら、後は血みどろになっても掘る。絶対に、見つけるまで掘る。
原石がそこにあると見極めた以上、迷わないで、エネルギーを出し尽くします。
『人生の勝算|著書 前田裕二』
どんなに熱を投下しても、その前の「見極め」をしっかりやっていなければその熱は無駄になります。
モチベーションが高まらない人の多くは、見極めが甘いそうです。
自分の進む道は、現時点では少なくともこれで間違いないと言える、信じきれる、というところまで見極めて作業を徹底すれば、モチベーションは身体から湧いてきます。

見極めずに、仕事をしてる感だけ出してたかも…
僕には心当たりがあります。
目標を立てて行動するも、すぐ挫折してしまいます。
いわゆる3日坊主で、すぐ熱が冷めるんです。
「見極めて、やり切る」
見極めにエネルギーを注ぎ、ポイントを決め、後はやり切るだけ。
言い訳せずに、とにかくやり切る。
まさに、僕に足りない部分だと感じたので、早速実践していきたいと思います。

頑張れ(見極めて、やり切れ)〜
まとめ
- 人は絆にお金を払う
- まずは人を好きになる
- 見極めて、やり切る
最後に、モチベーションはどんな仕事術にも勝るということを知りました。
- 同期より早く給料がアップしたい
- 社長に褒められたい
- 同期の女の子にモテたい
- 家族を大事にしたい
何でもいいんです。モチベーションがはっきりしていることが大事です。
そのエネルギーを源泉として頑張れる人が、勝ちを重ねられます。
ビジネスの専門知識や、会計処理能力、語学力、どれもビジネスパーソンの武器になると思いますが、
「やる気」はすべてを超越し得ます。
モチベーションですべて解決するわけではありませんが、超高速で力強く走り、目的を達成するためには、その燃料が必要になります。
自分のやる気・モチベーションとなる人生のコンパスを見つけ、方向性を見極めたら、後はやり切るだけです。
僕も頑張っていきたいと思います。
ありがとうございました。
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