登録型と常用型の違いとは?メリット・デメリット解説【人材派遣】

学び

こんにちは、そうまです。

今回も学びのアウトプットをさせてください🙇‍♂️

テーマとしては、人材派遣の種類で大きく分かれる「登録型派遣」と「常用型派遣」についてです。

みなさんは、「登録型派遣」と「常用型派遣」についてご存知でしょうか?

僕は知りませんでした。

よく「登録型派遣」を『一般派遣』、常用型派遣を『特定派遣』と言われています。

おそらく、多くの方がイメージするのは、一般派遣である「登録型」の形態かと思います。

では、それぞれ何が違うのか?

もし今後、派遣をやってみたいと考えている方にとっては参考になると思いますよ。

こんな人にオススメ

  • 登録型と常用型の違いが知りたい
  • 今後、派遣をやりたいと思っている
  • 派遣のしくみについて知りたい

僕も分からないことが多く、勉強中です。

少しでも、皆さんの参考になれば嬉しいです。

では、早速はじめていきます〜。

登録型派遣

登録型派遣は、一般的に”派遣”と呼ばれる働き方を指します。

派遣労働を希望する労働者があらかじめ派遣元事業主に登録しておき、派遣時に一定の期間を定めて派遣労働者を雇用する場合を「登録型派遣」と呼ばれています。

出典:厚生労働省ホームページ

僕たちがイメージする派遣のことだね

登録型派遣の場合、働きたい人が派遣会社に登録し、派遣として働くことが決定したらその都度派遣会社と雇用契約を結びます。

その後、派遣就業期間が終了した時点で派遣会社との雇用関係もいったん終了です。

派遣就業のたびにそれを繰り返します。

派遣先で勤務する期間のみ派遣契約が結ばれるため、派遣就業の契約終了に伴い雇用契約が消滅する「有期雇用」となります。

メリット

・誰でも簡単に登録できる
・自分に合った働き方を探せる
・派遣先についての要望は、派遣会社が間に入ってくれる

デメリット

・期間満了後は、再び求人を探す必要がある
・ボーナスや昇給はない

長くは働けず、短期で仕事をやっていく、そんなイメージですね。

その人のライフスタイルに合わせた働き方ができるという点では、大きなメリットだと感じます。

常用型派遣

常用型派遣とは、派遣先での派遣就業期間が終了しても派遣会社との雇用契約が継続される派遣のスタイルです。

期間の定めのない雇用ということで別名「無期雇用派遣」とも呼ばれています。

常用型派遣とは、労働者派遣される労働者が、派遣元に常用雇用される方のみである場合を「常用型派遣」と呼びます。

出典:厚生労働省ホームページ

常用型派遣は、派遣会社と期限を設けずに契約を結ぶ常時雇用であり、派遣会社の社員として派遣会社に所属しながらそれぞれの企業で働くという働き方です。

契約内容によっては期間が定められている有期雇用の場合もありますが、基本的には期限のない無期雇用です。

派遣就業期間中のみ雇用関係が発生する登録型派遣とは異なり、遣就業の終了後も期限なく雇用関係が継続するということが常用型派遣の一番大きな特徴です。

派遣先で仕事が無くなっても、派遣元でずっと雇用してもらえるんだね!

メリット

・無職の期間をつくらず働くことができる
・スキルアップがしやすい
月給制で収入が安定しており、なかには賞与があるところも

デメリット

・仕事がなければ休業扱いになる場合もある
・職場環境への対応力(コミュニケーションなど)が求められる

(仕事がなくて)休業扱いになると、いくら元気で働けるとしても、待機中は給料が減る(おおよそ平均賃金の60%)ということは念頭に置いておきましょう。

また、登録型まではいかないまでも、職場が変わることも多い(正社員に比べると)ので、対応力が求められるということですね。

また、登録型は「時給」、常用型は「月給」と覚えておきましょう。

働き方の流れ・職種の違い

「登録型派遣」「常用型派遣」の働き方のフローをお伝えします。

登録型派遣

  1. 派遣元である派遣会社に登録
  2. 派遣会社から派遣先企業を紹介される
  3. 派遣会社と雇用契約を結ぶ
  4. 派遣先企業で就業する
  5. 派遣期間が終了すれば雇用契約終了

登録型派遣の場合、ポイントになるのはまた別の企業が派遣先となって就業する場合も、改めて派遣会社と雇用契約を結び直すという点です。

これは同じ派遣会社を通して就業する場合でも同じです。

登録型派遣で就業している人は、「この時期だけ働きたい」といった希望を持った人が多く、企業にとっても「この時期だけ人を雇いたい」ときに登録型派遣は非常に便利なのです。

タイミングが合えば、お互いにWinWinの状態になりますね。派遣先にとってもWinですね笑。

常用型派遣

  1. 派遣会社に入社、常用型派遣で雇用契約を結ぶ
  2. 派遣先企業Aで就業する
  3. 派遣先企業Aの派遣期間が終了
  4. 派遣先企業Bで就業する(派遣会社との雇用関係は継続中)

常用型派遣は派遣会社との雇用契約が続いている限り、派遣期間が終了しても契約上は仕事をしていることになります。

つまり、次の派遣先がすぐに決まらなかったとしても給料が発生し続ける仕組みになっているのです。

登録型派遣で働く場合は働く期間に融通が利きますが、常用型派遣では融通が利かないぶん長く継続的に仕事をしていきたい人が多く働いています。

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《職種の違い》

「登録型派遣」「常用型派遣」の主な職種をみていきましょう。

登録型

一般事務や販売、営業など

未経験でも就業できる仕事が多いです。

主に一般事務が多く、子育てしながら働く主婦の方に多い傾向があります。

常用型

IT系のエンジニアや研究職、生産管理、介護職など

専門性や高い技術・多くの経験を求められるものが非常に多いです。

一般的な派遣求人を見ていて、たまにIT系分野や介護福祉分野などの派遣求人を見かけることもあるでしょう。

その際に「こんな仕事も派遣であるの?」と驚く人も多いですが、そのような専門職は常用型派遣であるケースがほとんどなのです。

まとめ

「登録型派遣」とは、派遣契約が成立する間のみ雇用契約を結ぶ形態。
派遣先会社との契約期間が終われば、派遣会社との雇用契約も解消される。

「常用型派遣」とは、無期限で派遣会社との雇用契約を結ぶ仕組み。
派遣先が決まっていなくても安定して給与が支払われる。

それぞれの違いを分かっていただけたでしょうか。

それぞれにメリット・デメリットがあり、働きたい人のライフスタイルに合わせて選んでいければいいのではないでしょうか。

皆さんは「派遣」についてどう感じているでしょうか。

僕は、昨今働き方が変化していることもあり、あえて”派遣の働き方”を選択をする人も増えていくのではないかと思っています。

ありがとうございました。

参考:

「常用型派遣」と「登録型派遣」比較!それぞれのメリット・デメリットは?(https://min-ten.com/guide/guide_6263/)

派遣の働き方の種類~常用型と登録型派遣の違いについて解説(https://hakenreco.com/haken-syurui)

学び
そうま

1995年富山県生まれ。警察官→営業/人材。コーチング提供中。おやべRED-OX所属🏑フィールドホッケー。

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