『3年は頑張ってみるべきだ』という固定概念【勝ちメンタル】

学び

こんにちは、そうまです。

今回は『「勝ちメンタル」の作り方|著者 宋世羅』の本を読んでのアウトプットをさせてください。

共感できるところがめちゃくちゃあって、ワードセンスも抜群で面白いです。

これまでのモヤモヤしていたことが言語化できて、スッキリした気分になると思います。

こんな人にオススメ

  • 転職したいと思っているけど勇気が出ない
  • 仕事を辞めることは逃げることだと思っている
  • 自分に軸がない

転職しようか悩めるビジネスマンには、響く言葉がたくさんあると思います。

是非本を買って読んでみてください。

※本書の内容を引用しながら書いています🙇‍♂️

では早速始めていきます〜。

石の上にも3年理論は正しいのか?

”石の上にも3年”という言葉があり、

『3年は頑張ってみるべきだ』という固定概念を持つ人も多いと思います。

しかし、この数字に科学的根拠がないということは誰もが知っていることと思います。😂

では、なぜそうなるのか?

3年続けろという理由は、主に次の3つになります。

  1. ある程度の年数を重ねて経験を積まなければ、何も身につかないし、成長しない
  2. 諦めグセ、辞めグセがついてしまい、地道に頑張ることができなくなる
  3. すぐに辞めるような人間は、信用できないといった周囲からの評価

1. についてですが、「成長するためには年数が必要」という前提があります。

そこでカギとなるのが「成長の鈍化」「フィールド」という側面です。

新卒社会人1年目と2年目の社員との間には、たった1年なのに大きな差があります。

一方で入社18年目の社員と入社21年目の社員に差があるかというと、出世も能力もその人次第になります。

役職が変わったりすれば話は別ですが、1つの会社でずっと同じようなことをしてれば、身に付く能力や成長は鈍化します。

またフィールドが違えば、成長速度も変わってきたり、その人の能力(適材適所)次第で開花されることもあります。

同じ場所であれば、成長は鈍化する。

そして、フィールドを変えたほうが早く能力を身につけて輝ける場合がある。

年数を重ねないと能力がつかないという考えを、真に受けてはいけないのです。

2. 諦めグセについては、

1年で会社を辞めることを、諦めグセではなく「損切り行動力」と考えることもできます。

どちらが当てはまるかは、人や状況次第でしょう。

また、諦めグセと言うなら、「しがみつきグセ」はいいのか?という話にもなります。

諦めグセだけ表面化させて、それだけが悪いという解釈はどうなのでしょうか。

この諦めグセを持ち出す人は、しがみつきグセがあるか視野が狭いかのどちらかなので、パーフェクトスルーして問題ありません。

3. の周囲の評価については、

理解しておくべきことは、まわりからの評価と実力は一致しないということです。

1年で辞めたとしても、転職先が実力で勝負できるフィールドであれば、周りの薄くて浅い評価など関係ありません。

仮に、評価が影響する場面があったとしても、転職時の面接くらいではないでしょうか。

それも、辞めた理由をしっかり伝えることができれば、なんとかなるものです。

理由を踏まえたうえで根性がない、信用できないと評価されるのであれば、当人の実力不足なのかもしれません。

そうであれば、実力をつけていくしかありません。

これは体感値ですが、まわりの評価など5%。95%は実力次第でなんとでもなります。

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僕も警察官時代、上記を理由に3年という謎の数字に縛られていました。

改めて、上記3つには合理性がなく、「結局自分次第」になります。

”辞めたければ辞めればいいし、続けたければ続ければいい”

辞める力

前述した3つの理由の根本には、「耐える力」が重視される傾向があると思います。

特に体育会系出身者はめちゃくちゃ「耐える力」があって「辞める力」に乏しいと思われます。

なぜなら、「耐えることが正義!途中で辞めることは恥ずかしい!」といった価値観のなかにどっぷり浸かって生きてきたからです。

日本社会もまた、我慢や忍耐が大好きです。

耐えることは、気合と慣れでなんとかなる面が大きいものです。

しかし、何年もかけて積み上げてきた評価や地位を捨てることには、相当な勇気が必要です。

結局は、捉え方次第です。

「俺、もう逃げよ〜」と勢いで辞めて、周囲が「あいつ、根性がないから逃げやかった」と嘲笑したとしても、

転職先でうまくいけば、2年後くらいに「勇気ある決断をすべきだ」「損切りは早いほうがいい」と胸を張って言えるはずです。

そう考えると、「逃げ」にするのか「勇気ある損切り」にするのかは、その後の本人の頑張り次第になります。

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僕もずっと「耐えることが正義!」みたいな固定概念をもっていました。

今でも多少持ってるかもしれません、、、、

僕は体育会系出身で、高校の時の部活の練習がしんどかったのを覚えています。

しかし、どの厳しい練習よりも、警察官を辞めるときのほうが断然きつかったと感じます。

辞める方が圧倒的に不安で、めちゃくちゃビビります。

周囲の声(世間体や親)を考えると嫌になったし、変な噂まで立てられるんじゃないかと思っていました。

※それは自意識過剰でしたが…笑

ただ、「逃げ」などと言われるような軽いものではありませんでした。

本気で覚悟を決めた「選択」だったと思っています。

そして、3年経った今・・・

それを勇気ある決断だったと胸を張れるかどうか

僕は今、胸を張って『勇気ある決断』だったと、自信をもって言えます。🔥

頑張れない人は自分の「軸」がない

頑張れるかどうかは、自分の中に「軸」があるかどうか。

頑張れない人は自分の軸がない。分かりやすく言うと、意思が小さいのです。

  • 先生や上司が大丈夫と言っているから、ま、これでいいか
  • 私はあくまで中立的な立場なんで、なんとも言えません

と言った感じで、自らの意思を持っていないのです。

頑張るにはストレスや不安、痛みと戦う必要があります。

これを跳ね返す力は、自分の意思からしか生まれません。

では、意思が小さい原因はどこにあるのか。

それは、自分で物事を決めてきた数が少ないから、というのが著者の考えです。

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僕にも思い当たる節があります。

警察官を辞めるまで、ずっとレールに敷かれた人生でした。

高校、大学はホッケーをするため。

警察官は、他に就職先がなく、ダメ元で受けて運よく進みました。

流されて流されて、自分の決断と思いつつ、世間の価値観が先にあっての自分の選択でした。

だから、本音での自分の意思ではありませんでした。

変わったきっかけは、警察官を辞めるという決断だったと思います。

親からも反対され、周囲にも止められました。

しかし、自分の人生、自分で決める!という想いからの決断によって、

人生のハンドルを自分が握っているという感覚を掴み、自分で物事を決めることが多くなったと感じます。

というか、自分の意思を素直に出せるようになったという感じです。

そして、自分の決断だからこそ、頑張れます。

正解にしたい、する!という想いがあるから、頑張れるのだと思います。

まとめ

  • 石の上にも3年→結局自分次第!
  • 辞める力→「逃げ」にするのか「勇気ある損切り」にするのかは、その後の本人の頑張り次第!
  • 頑張れない人は自分に「軸」がないから→物事を自分で決める!

僕の意見ですが、

「ツラいんで2週間で辞めました〜」みたいなのは除いて、辞めて後悔する人っていないじゃないかなぁと思っています。

だって、みんな辞めたいとは思っていても、本当に辞める選択をする人は少ないです。

そんな勇気をもって辞めた人は、後悔していないというのが持論です。

辞めた人は、その当時は続けられない理由があったからこそ、辞めたんでしょう。

またその当時に戻りたいと思うでしょうか。

(僕は思わないです)

また、戻りたいと思うということは、今が(以前より)しんどいという状況だと思うので、

それは、”今”がんばって打開するしかないのかなと思います。

そこをがんばれた(乗り越えた)時「辞めてよかった」と言えるのではないでしょうか。

ということで、結局は自分次第、がんばり次第に落ち着きます。

「逃げ」にするのか「勇気ある損切り」にするのかは、その後の本人の頑張り次第です。

あなたの選択を応援しています📣

ありがとうございました

引用:「勝ちメンタル」の作り方|著者 宋世羅

学び
そうま

1995年富山県生まれ。警察官→営業/人材。コーチング提供中。おやべRED-OX#8🏑フィールドホッケー。

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