こんにちは、そうまです。
今日は『眠れなくなるほど面白い糖質の話|医学博士 牧田善二』を読んでの学びを書きます。
ダイエットでよく耳にする、糖質制限。
僕自身、これを読んで糖質への認識が変わり、意識も変わりました。
学びがたくさん得られる一冊だと思うので、是非買って読んでみてください。
では、さっそく始めていきます〜。
人が太るただひとつの原因
人が太るただひとつの原因は「糖質」にあります。
そう断言できる理由を見ていきましょう。
私たちはブドウ糖と酸素を反応させてエネルギーを作り出して生きていますので、糖質は必須です。
ところが、糖質を必要以上に摂ると、エネルギーとして使われなかったブドウ糖が余ってしまいます。
血中にブドウ糖が余ってくると、すい臓から出てくるインスリンというホルモンの働きで、ブドウ糖はグリコーゲンに替えられ、筋肉や肝臓に貯蓄されていきます。
ところが、貯蔵できないほど余ってしまうと、脂肪として体内に溜め込んでしまうのです。
つまり、糖質を摂り過ぎてブドウ糖が余るから太るのです。
⭐️炭水化物を食べてくても大丈夫な理由
糖質を制限してしまったらエネルギー不足になって、身体に悪影響が出てしまうように思われます。
しかし、安心して下さい。
人間は飢えた状態からでも生き延びられるよう、体内でエネルギーを作り出す機能が備わっていて、
糖質を摂らなくても代わりの方法でエネルギーを得られるのです。
その仕組みを見ていきましょう。
まず、なんらかの理由で糖質が不足すると、血中を流れるブドウ糖が不足します。
すると、肝臓や筋肉の細胞に取り込まれたいたグリコーゲンを分解してブドウ糖に戻して血中に放出しエネルギー源とするのです。
そして、このグリコーゲンも尽きてしまうと、今度は脂肪細胞に取り込まれた中性脂肪がエネルギーとして使われ、一部はブドウ糖になって血中に戻されます。
この仕組みにより、糖質を摂らなくても、体内でエネルギーを作り出せるのです。
そのため、なんらかの理由でまったく食事が摂れなくても、水さえ飲むことができれば、ある程度は生き延びることができます。
脂肪細胞の中性脂肪がエネルギーに変われば、やせていきます。
これが糖質を制限することでやせるメカニズムなのです。
人間の身体ってすごいですね。
人類はもともと肉食の生き物
私たちのルーツのひとつである縄文人は、狩猟採集生活を1万2000年という長きに渡って続けていたのです。
今よりもずっと厳しい環境のなか、私たちの縄文時代の祖先は暮らしていたわけですから、
狩猟採集で得られる食べ物からは、必要な栄養分は確保できていたと考えられます。
ところが、弥生時代になると「農業」によって、米や麦などをつくり、安定的かつ恒常的に食料を確保することに成功します。
これにより、繁栄も手に入れることになるのですが、こうした農作物が中心の食生活は、もともと組み込まれたDNAにはそぐわないものと言えます。
このことから考えると、本来、人間の身体は脂質やタンパク質を摂って生きるようにできていたにも関わらず、
食生活を変えてしまったため、とくにここ100年くらいで肥満や生活習慣病が多発するようになったともいえるでしょう。
要するに、糖質を食べなくても生きていけるし、そうやって祖先は生きてきたんです。
知っておきたいこと
⭐️理想の食事配分
朝昼夜の食事配分は「3:5:2」が理想。
日中はある程度の糖質を摂っても、その後に忙しく働くことで、太るリスクは減らせます。
できれば、糖質に関しては「夜は一切摂らない」くらいの心構えでいたいところです。
⭐️糖質を摂らないと頭が働かないというのはウソ?
→真っ赤なウソです。
ブドウ糖がなくなると脂肪がエネルギーとして使われますが、そのときにできるケトン体も脳は利用できます。
⭐️最初に野菜を食べるといいというのはどうして?
→食物繊維が豊富な野菜、消化に時間のかかるタンパク質を糖質よりも先に食べることで、血糖値が急上昇するのを抑えることができるからです。
後、卵は一日に何個食べてもOK(コレステロールが上がるはウソ)とのことです。
ありがとうございました。
<参考・引用>『眠れなくなるほど面白い糖質の話|医学博士 牧田善二』
コメント